#weddingの世界に恋をした

coruja代表おことの活動記録です。流行り?のハッシュタグ「#○○に恋をした」にあやかってみました(笑)

「結婚式」での映像屋さんの存在意義

先日 わたしの大好きな先輩とはなしていたときのこと。

 

何故「結婚式」で映像演出が当たり前になってきたのか

 

わたしたちに求められているものとは…?!!

 

 

そんな話を美味しいホルモンを焼きながら4時間半あーでもないこーでもないと。

 

 

そして 出した答えは

 

  “声が残る”

 

ということ

 

 

わたしが社員だった頃から 新規の方には必ず伝えてる「映像の意味」

 

後輩が入社してきて 一番最初に教えた「仕事のやりがい」

 

一瞬を切り取る写真と違い 映像には前後の動きが大切になります。

 

笑っている人 泣いている人

ではなく

何故笑ったのか 何故泣いたのか

を表現できる

 

前後のカット選びによって 見ている人の感情を動かすことができる

 

人の感情を表現しつつ そこに寄り添うように 音楽と声がすっと入ってくる

 

目と耳と心で感じる

 

そこが映像の良さであり おもしろい部分だとわたしは思います。

 

 

  目の前にキレイなお花が咲いている

  小さな子がにっこり笑ってくれた

  たまたま寄ったお店がオシャレだった

 

そんなときあなたは カメラを向けませんか?

 

記念にとっておきたい 誰かに共有したい

 

そう思ったはずです

 

 

  路上ライブの歌声が好きだった

  友達同士のやりとりが面白かった

  小さな子が一生懸命絵本を読んでいた

 

そんなときあなたはビデオを撮ろうとしませんか?

 

こちらも前者同様 記念にとっておきたい 誰かに共有したい と思ったはずです。

 

何が違うのか

 

ここが写真と映像を使い分ける重要なポイントだと思います。

 

 

わたしは「声が残る」ということが映像の絶対的必要性だと思います。

 

では、なぜ「声が残る」ことが必要なのか

 

お父さんもお母さんも おじいちゃんもおばあちゃんも 何もなく過ぎれば先にいなくなっていく人たち

 

これは隠す必要もなく 言ってはいけない内容でもなく 本当のことです。

 

ここから目を背けちゃいけないと わたしは思います。

 

先にいなくなっていく人たちの想いを いつまでも残しておくために 映像は必要なんだと思います。

 

 

わたしたちが映像屋さんとして存在している意味

 

それは

 

    その瞬間の想いを何年も残しておけるたったひとつの「カタチ」をつくるということ

 

 

どんな願いが込められて名付けられたのか

 

生まれた瞬間はどんな気持ちだったのか

 

反抗期は?思春期は?成人式は?

 

誰と出会い何を感じてきたのか

 

なぜ結婚を決めたのか

 

なぜ結婚式をやるのか

 

どんな結婚式にしたいのか

 

何が良くて何が嫌だったのか

 

どんな人になりたいのか

 

どんな家庭を築きたいのか

 

 

そんなひとつひとつの「?」を言葉として紡いでいく

 

自分自身の気持ちと向き合っていく

 

そして その想いを「カタチ」にして何年も何十年もずっとずっと残しておく

 

 

それがわたしたちのシゴトなんだと思います。